メーニチ

意味:毎日

私の両親は純粋な沖縄人なので、今県外に住んでいますが家族間の会話や沖縄の友人に会った時には方言が出ます。
お父さんがよく使用する言葉で「メーニチ」という言葉を耳にします。
小さいころは何を言っているのかさっぱり分からなかったのですが、物心ついたときには私もすっかり口癖になっていました。
お父さんは毎日、毎日仕事ばっかりでとても疲れるよーといいます。
方言に直すと→「メーニチ、メーニチ仕事ばっかり、デージ疲れるやっさー」
とこんな感じになります。

ちなみに学生はこう使います。
「メーニチ、メーニチ学校しにニリーやっさー」
 (毎日、毎日学校でちょーめんどくさいよー)
 
年配の人は、とてもやすごくという言葉を「デージ」と使いますが、若い世代の人は「しに」が主流になりつつあります。
これは若者が生み出した独自の言葉です。

私の小学生のころは聞いたこともなかったような気がしますが、中学・高校に入った時にはもうすっかり定着しておりました。
どこが発症かは分かりかねますが、中部の方ではよく聞きますね。

時代とともに方言も消滅しつつありますが、宮古島の方では「とぅゆんみゃ~く方言大会」というイベントを開催しているようです。
子供たちが劇を行うためにベテラン先生がアクセントや発音などを指導しつつ覚えさせるというものです。
方言という伝統を次世代へ受け継がせるためにいろいろ工夫しているのでしょうね。
私も、方言がなくなると少しさみしいような気がするので、本土でも何か対策を考えて頂きたいものです。
県外から沖縄に戻った時、オバーたちの方言を聞くだけで懐かしくなり、なんだかホットしますからね。
せかせかした内地(本土)からゆったりした沖縄の雰囲気はいつ帰っても安心感があります。
自然・人の温かさ・言葉・食べ物・伝統一つでも欠けたら沖縄の魅力もそれだけ半減してしまうのではと感じてしまいます。

新しい言葉や商品が次々に展開されることはいいことですが、私はオバーたちの知恵や工夫から生まれた懐かしの沖縄イメージをそのまま残してほしいなと思います。

by トモミン

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