お盆(旧盆)が近づくと、沖縄は大忙し。
本土のお盆休みのように、家でのんびりなんて
絶対ムリ。
どこの家も家族総出で、ご先祖様を迎える準備で
てんてこ舞いなんです。
今年(2009年)の旧盆は9月1日から3日です。
さてこの3日間、どんなことをするのかというと。
■ウンケー(お迎え) 9月1日(旧暦7月13日)
お墓に行き、ご先祖さまを家まで連れてくる日。
仏壇のある家は、ごちそうをお供えをしてお線香をそなえます。
親戚の女性たちが集まって何日もかけて料理を作ります。
豚の肩ロースの大きな塊肉をやわらかく煮付けていきます。
これがおいしそうなんです。
でも近頃は、お供えセットやオードブルをスーパーで買う家庭も
多くなりましたが・・
さて、門の前で迎え火(トゥブシ)などを焚きます。
■ナカヌヒー(中日) 9月2日(旧暦7月14日)
親戚の家を一軒一軒回ってお中元を配ります。
50軒配り歩くなんてこともザラです。
迎える方でもご馳走を用意したりと、なかなか大変。
■ウークイ(お送り) 9月3日(旧暦7月15日)
いよいよお盆のクライマックス。ご先祖様をお送りしなければなりません。
ウチカビ(紙銭・あの世のお金)を焼き、線香を焚いて送りますが、
「上に戻りたくない」というご先祖様もいるかもしれません。
戦火に見舞われた沖縄だけに、無縁仏さんも多いから。
ウチカビ
そこで盛大にエイサーの道ジュネー(地域の練り歩き)を行い、
機嫌良くお帰りいただくのです。
これが沖縄最大の行事、お盆です。
長男の嫁になると、お墓や家のお掃除、料理を作って、
親戚の接待と、山盛りの大仕事。ふうううう。
お疲れさまでした m(_ _)m
スーパーのチラシ
スポンサーリンク