意味:子供・童
子供から大人までよく使います。オバーの口からこの言葉を聞かなかった日はないぐらいです。
私のオバーは洋服の手直しを個人で行っています。
昔からそうして家計の足しにしていました。
地元では常連さんが多いため、日々違う人が出入りしています。
オバーたちの話は常に子供の話ばっかりなんですよね。
そんなオバーの日常会話を使い方の例題としてご紹介いたします。
「○○のワラバーよ、仕事もしないでメーニチ朝帰りして、フラーみたいにむるアシバーなっちょんどー。昔はいい子だったのにねー」
(○○さんの子供は仕事もしないで毎日朝帰りして、バカみたいにとっても遊び人なってるみたいよ。昔はいい子だったのにね)
「ヤッターワラバーよ、もうすぐ受験やしが、マーの高校ってー」
(あんたたちの子供はもうすぐ受験だけど、どこの高校受けるの?)
「やーかいワラバーターよ、じゅんにウーマクーなっちょんどー」
(あんたたちの子供、すごくやんちゃだね)
こんな感じです。
また、子供に対して怒った時にも使用されます。
「また散らかしてやなワラバーやぁ」
(また汚して悪い子供ね)
怒るときの定番はこのやなワラバー(悪がきなどの意味合いもあります)をよく使います。
やなわらばーといえば…。
沖縄では有名な歌手ですね。
女性の2人組で活動しています。
ミーヨー(沖縄独特な歌い方です)っぽい歌い方が上手で沖縄独特のやさしい歌い方をします。
そんな2人の出身は石垣島です。
石垣島で「やなワラバー」は「やなふぁーなー」というらしいです。
ちなみに本島で子供達と複数をさす場合は「ワラバーター」といいます。
子供も大人も非常に聞きなれた、また実際によく使う言葉ですね。
オバーの方言は難しすぎて何を言っているのか半分以上わからないですが…。
この言葉は嫌でも覚えてしまいますね。
アクセントも簡単に覚えられるほど単純なので簡単に習得できるかと思います。
若い世代の親はあまり使わないですが、少し怒った時に聞く事が多ですね。
那覇の方ではすっかり標準語が基準となりましたが、中部・北部の方ではまだまだ方言を使っている人はたくさんいるので聞いてみて下さい。